世界初『水性インクジェット用顔料インク』を開発
-世界初のインク技術*1で、軟包装*2用フィルム印刷を実現-

2016年5月25日

花王は、これまで培ってきた「顔料ナノ分散技術」をさらに応用し、軟包装用フィルム基材への印刷に対して、VOCレス設計*3で環境負荷*4を低減した水性インクジェット用顔料インクの開発に成功いたしました。その結果、高品質で環境負荷を低減した、軟包装用フィルム印刷物を提供することが実現できました。さらに、この水性インクジェット用顔料インクの技術は、高画質化を達成できるVOCレス設計の環境負荷を低減した水性グラビアインクに展開できることも確認しています。

花王は、本技術を用いて、産業印刷分野に新規参入いたします。さらに社会的課題の解決に貢献することをめざして、これまでに培ってきた研究知見を結集・融合した本質研究を深化させ、環境負荷低減に貢献する商品づくりおよびサービス提供を進めてまいります。

なお、今回の研究知見は、2016年度国際印刷・メディア産業展(drupa2016;ドイツ/デュッセルドルフにて、ドイツ現地時間で、2016年5月31日~6月10日開催)において、
1)プレスカンファレンス発表(ドイツ現地時間、6月1日、15:30-16:00)を実施します。
2)展示ブース出展(ドイツ現地時間、5月31日~6月10日の間、場所:Hall 3 E36)します。

  • *1 SAICM:「世界初のインク技術」について:
  • インク技術:
    VOCレス設計で環境負荷を低減した水性インクジェット用顔料インク(ラインヘッド方式の印刷機対応)
  • 世界初に関する文献調査について:
    SciFinder(技術関連文献データベース)による検索、および北米・EU・中国・韓国に営業展開する主要装置メーカーパンフレットで検索し確認。
    【検索条件】「ink」×「inkjet」×「film」にて検索(特許を除く)し、「VOCレス設計(揮発性有機化合物)で環境負荷を低減した水性インクジェット用顔料インク(※花王特許出願済み)」に関する該当文献なし(2016年2月20日現在、花王調べ)。
    <SciFinderについて>
    生物医学や物質科学関連分野の文献、物質情報を収録し、網羅的に文献・物質・反応情報を検索できる世界最大級の情報検索ツールで、研究開発の新規性を確認するために有用。
  • *2 軟包装:
  • プラスチックフィルム、紙など柔軟性に富む基材から構成される包装。
  • *3 VOCレス設計:
  • 印刷工程において排出されるVOCが(炭素換算で)700ppmC以下のものをVOCレスと定義。
    VOC(volatile organic compounds):揮発性有機化合物
    改正大気汚染防止法(平成18年)により、VOC排出規制が実施されています。
  • *4 環境負荷を低減:
  • 印刷工程において排出されるVOC(揮発性有機化合物)量を抑えること。
記者会見にて概要を説明する根来ユニット長
記者会見にて概要を説明する根来ユニット長
花王の水性インクジェット用顔料インクでプリントした軟包装用フィルム
花王の水性インクジェット用顔料インクでプリントした軟包装用フィルム
今回開発した、水性インクジェット用顔料インク
今回開発した、水性インクジェット用顔料インク




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