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CNF溶剤分散体『ルナフレックス Sシリーズ』

幅広くご活用を頂けるよう、溶剤分散体での提供


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花王の「ルナフレックス Sシリーズ」は、改質CNFを有機溶剤に均一分散させた溶剤分散体です。溶剤分散体のため、幅広い樹脂や溶剤に希釈してご利用頂けます。

下記フォームよりお申し込み頂くことで、当該製品の詳細カタログをご確認頂くことができます。

『ルナフレックス Sシリーズ』の特徴

樹脂や溶剤で希釈しご使用頂くことで、レオロジー制御や寸法安定性の向上、機械特性の向上が期待できます。自動車、ドローンなどのモビリティ、次世代エレクトロニクス製品、構造接着剤、コーティング剤など幅広い用途への展開が期待できます。

高いシアシニング性と高温時の液ダレ抑制を発揮【レオロジーコントロール】

高いシアシニング性と高温時の液ダレ抑制を発揮


❶高いせん断応答性


<せん断応答性の比較>

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試験方法
測定装置:レオメーター

測定温度:25℃

<せん断力による粘度変化の比較>

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試験方法
測定装置:レオメーター
測定温度:25℃

<導電ペーストの曳糸性の比較>

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せん断速度に対する高い応答性を有し、曳糸性が小さいため、印刷性の向上が期待できます。
また、スクリーン印刷時の版へのインク残りを抑制による印刷作業性の向上とインクジェット印刷時に液の広がりを抑制することによる微細な配線の形成が期待できます。

❷高温での粘度維持


<温度による粘度比較>

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【試験方法】
 測定装置:レオメーター
 せん断速度:10 s-1

<高温時の液ダレ抑制>

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【試験方法】
サンプル0.1mLを塗布
SUS板を垂直に立て100℃、2分加熱後観察

高温時でも高い粘度を維持できるため、高温時の液ダレの抑制が可能です。
液ダレの抑制により、垂直面への塗工時でも膜厚を維持できるなど塗膜の機能性および塗工性の向上が期待できます。 

➌印刷性/電気特性の向上


印刷性の向上
<印刷時の膜厚比較>

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【試験方法】
 測定装置:マイクロメーター

電気特性の向上
<抵抗値の比較>

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【試験方法】
 測定装置:抵抗率計(四探針法)

印刷後の厚膜化が可能です。 また、高温時の粘度維持により焼成による膜厚の減少を抑制できます。
それに伴い、印刷性の向上や抵抗値の改善が期待できます。

応用例

  • 配線材料
  • ペースト材料
  • コーティング剤 等

高い透明性を発揮【透明性】

高い透明性を発揮


<CNFの透明性比較>

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高い透明性が求められるハードコート材料や光学材料への応用が期待できます。

応用例

  • ハードコート材料
  • 光学材料 等

熱による樹脂の膨張・縮小を抑制【寸法安定性】

熱による樹脂の膨張・縮小を抑制


<寸法安定性(CTE)比較>

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CNFがネットワーク構造を構築することにより、少量添加で寸法安定性が大幅に向上します。
少量添加で高い寸法安定性を発揮できるため、処方設計の自由度を残したまま、性能を高めることができます。

応用例

  • 電子部品
  • モビリティ
  • 構造接着剤  等

CNFの均一分散による材料の高強度化【機械的物性の向上】

CNFの均一分散による材料の高強度化


<機械的物性の比較>

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【試験方法】
 測定装置:引張試験機

CNFを均一分散させることで、靭性や強度などの機械的物性が大きく向上します。
機械的物性が大きく向上することで、部品の小型化や薄層化、軽量化に貢献します。

適用事例

  • 電子部品
  • モビリティ
  • 構造接着剤 等

製品ラインナップ

製品詳細
ルナフレックス STO-100
溶剤 α-ターピネオール
有効分 8 wt%

ルナフレックス® Sシリーズについてのご質問やサンプルのご相談は下記のフォームからお願いします。

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