Global Chemicals Japan


2025年4月25日

陥没事故撲滅に貢献する技術が「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)2025」の最優秀賞を受賞

花王のケミカル事業部門は、「“きれいな管渠(かんきょ)充填”による陥没事故撲滅への貢献」により一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が実施する第11回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靱化大賞)」の最優秀賞を受賞しました。

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「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」とは

一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会は、産・学・官・民からなる団体で、政府と連携して国土強靭化への理解の促進・普及・啓発を行っています。レジリエンスアワードは、次世代に向けた、強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる企業・団体に与えられます。

受賞技術の背景と概要

今後30年で、耐用年数である50年を超過する上下水道管が急増するとされています。 このような管を放置すると陥没事故のリスクが高まるため何らかの対処が必要です。
今後使用しない管については、撤去するか管内を充填材で埋める「閉塞」と呼ばれる方法で対処します。この閉塞工事に「ビスコトップ 500K」、「ビスコトップ 500HF」を使うことで充填しやすく、かつ隅々まで隙間なく「きれいに」充填することができます。
※出典:下水道管路メンテナンス年報

 界面活性剤型液体増粘剤「ビスコトップ 500K」「ビスコトップ 500HF」の特長

  1. 「水中不分離性(水と混ざりにくい)」と「高流動性(流れやすい)」の両立で充填しやすく、かつ隅々まで隙間なく「きれいに」充填することができます。そうすることで、より確実に陥没事故を防止することができます。
  2. ビスコトップを添加した充填材は管内に溜まっていた水と混ざることなく、水を押し出すかたちで充填されます。充填材の混ざった水は産業廃棄物として処分する必要がありますが、排水が「きれい」になることで、それが少量しか発生しません。

今後の展開

八潮で大規模な陥没事故が発生したことにより、劣化した上下水道管への対応が注目されるようになりました。そのような中で、今後も人々の安心安全な暮らしへ貢献するためにも採用を増やしてまいりたいと考えております。
「ビスコトップ 500K」「ビスコトップ 500HF」を添加した充填材を作ってくださるパートナー、またその充填材を使って工事をしてくださるパートナーを募集しております。
2025年7月29日(火)~8月1日(金)にインテックス大阪で開催される「下水道展’25大阪」へ出展いたしますので、ぜひブースにお越しください。

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