捨ててきたものを、価値に変える
花王は、独自酵素の開発やその製造方法についての研究開発を行い、その成果を自社製品に応用してきました。
昨今のバイオマス利用の広がりと、それに伴う高性能な糖化酵素へのニーズの高まりを受け、今後はバイオエタノール燃料製造に必要な糖化酵素を国内外の顧客要望に応える形で提供していく予定です。これにより、産業界におけるCO₂排出量削減と、サステナブルな社会の実現への貢献をめざしていきます。
農業残渣を利用して
エタノールを製造したい
エタノール製造メーカー
新たにエタノール事業を
創出したい
製紙・食品メーカー
花王は、洗剤用酵素を長年研究しており、培った知見を活かした、独自の糖化酵素技術を保有しています。この技術により、一般的には分解が難しいとされている非可食バイオマスに適した糖化酵素を開発し、高効率で糖に変換することを可能にしました。得られた非可食糖は、発酵して非可食エタノールとなり、さらにはバイオプラスチック、航空燃料へと生まれ変わります。
非可食バイオマス由来のエタノールとその拡がり
非可食バイオマス利用に必要な糖化酵素は、バイオマスを加工してケミカル製品を生産するバイオリファイナリー工場までトラックや船で輸送されるのが一般的です(オフサイト供給)。花王は、バイオリファイナリー工場と同じ敷地内で独自の酵素生産菌を用いて酵素を生産し、ダイレクトに供給を行うシステム(オンサイト供給)を提案しています。
オンサイト供給では、製剤化・輸送が不要なため、コスト低減やCO₂排出抑制が期待でき、さらに、サプライチェーン上での不測のリスクを回避するといった事業化に当たってのメリットが多くあります。
メリット
新事業創出
脱炭素
コスト抑制
花王の糖化酵素CRESCENTIS™についてのご質問やご相談は下記のフォームからお願いします。
Bio-Process Agents
発酵のプロセスから、サクセスを導く
発酵プロセス薬剤
Bio-Chemical Products
バイオ芳⾹族製造技術による
バイオ没⾷⼦酸 GA-100 BIO