Global Chemicals Japan

マイテイ 21V-SG 開発ヒストリー

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建設業界にも押し寄せる、少子高齢化の波

あらゆる構造物の建設で幅広く用いられている建材、「コンクリート」。その製造は、型枠にコンクリートを流し込み、振動を加えて締め固めるのが一般的です。
近年、コンクリート製品製造工場では、少子化やベテラン工引退の影響で作業員の確保が難しい、宅地開発に伴う周辺環境の変化により、近隣の住宅や介護施設へ響く騒音が問題となる、など多くの課題を抱えていることが、お客様とのコミュニケーションを通して分かってきました。
「流し込んだコンクリートを少ない振動で成形することができれば、生産性と騒音の問題を解決できるのでは…」。それが、コンクリートの振動時成形性を向上させる技術開発の端緒となりました。

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川上 博行 | Hiroyuki  Kawakami
テクノケミカル研究所1室 チームリーダー
コンクリート減水剤開発担当

「サラッ」「ピタッ」をめざして

流し込むコンクリートの流動性を高めれば、これまでよりも振動の強度や回数を下げて、作業時の騒音を抑えることができます。一方で、流動性が高すぎるとコンクリートを構成する材料が分離したり、硬化後のコンクリートの耐久性が低下するなど、品質低下の原因となります。そこで、レオロジー(流動学)の観点で、コンクリートの作用を分析。スランプ値一定の条件のもと、最大限の加振時流動性を追求することで、材料分離を防ぎつつ、コンクリートの充填性を最大限高められる減水剤の開発を進めました。こうしたレオロジー制御技術と、実際に使用されるお客様の現場に合わせた設計を織り込むことで、「サラッと」流れて型枠のすみずみまで充填でき、なおかつ流し込んだ後の静置状態では「ピタッと」止まって材料分離を抑え込むことができる高性能減水剤「マイテイ 21V-SG」を実用化することができたのです。

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「コンクリート打設作業時の騒音ゼロ」実現へ

「マイテイ 21V-SG」を導入していただいたお客様からは、「作業時の振動レベルを半分に下げ、現場の騒音が小さくなった」「大がかりな型枠存置型振動機から棒バイブレータに切り替えても充填できるため、作業効率が大きく向上した」など好評の声をいただき、生産性向上に効果があったことを実感しています。ただ、理想は「建設現場の騒音を完全になくす」こと。今後、さらなる技術開発によって「建設生産現場の騒音ゼロ」実現に貢献していきたいと考えています。

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